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薪小屋3号

2016.05.08UP

山のツバルの主要エネルギーは、再生可能エネルギーの代表選手でもある「薪」です。財部は杉の生産地でも有名なので、薪は工夫をすればリーズナブルに入手できます。その代わり体力勝負ですが、、、薪ストーブ、薪風呂、竈、と多様に使えてほぼ無料というのも嬉しいですね。
今まで、薪小屋1号、2号と作ってきましたが、ようやく最終形の制作にとりかかりました。といっても基礎を作り始めたのは去年の12月ですから半年かかってまだ完成していない状況です(苦笑)
当初、近所の古民家の解体を手伝った時にいただいてきた古材を使おうと考えて、その寸法に合わせて基礎を作ったのですが、古材に仕口を作ろうと作業を始めて見ると、腐った部分やシロアリが入った部分、角材ではなく、素人には正確な切り出しが難しい、、、などなど問題がどんどん出てきてしまって、古材再利用はあきらめました。
また、3号の屋根にはソーラーパネルを5枚載せる計画なので、およそ50kgになる荷重や、強風時の浮き上がりなども考えて、もう少し丈夫に作らなければということもありました。熊本大分で続いている地震への心配ももちろんあります。
そこで、プレカットで構造材だけ仕入れて組み上げようかと思い、製材所に概算をお願いしてみたところ十数万円の見積もりが来てビックリ!さすがに薪小屋にそんな予算はかけられません。
そんなこともあり、最終的には3年ほど前に倉庫の床の解体を手伝った時にお駄賃として貰ってきた角材を使って作ることにしました。今年の3月の末に妻の兄が遊びに来てくれた時、一緒に頑張って角材に打ち込まれていた釘を抜いたところだったので、使いやすい状態になっていたので助かりました。

釘抜きの様子、この時は120本の角材から釘を抜きました。
もともと床の下地材だった角材は芯材ではない端材も多く、歪みや反りもあります。寸法はおおよそ45×90mm ツーバイフォーと同じようなサイズです。薪小屋2号もこの材を使って作っていますが、ソーラーパネルを載せる屋根の柱としては貧弱です。そこで、柱だけはホームセンターで粗材を買ってきて、その他の部分をこの角材で作ることにしてスタートしました。
まず、古材の寸法に合わせて配置していた基礎の一部を動かして、使いやすい平面形に向けた基礎にするところから作業を始めました。束石を基礎にするとこういう作業ができて楽ですね。基礎の移動を終えてから、柱を立てますが、柱だけでは上手く作業が進まないので少し工夫します。

まず、柱に梁となる角材をビスで止めていきます。作業を開始したのは4月30日でした。

この枠のような形を束石の上によいっしょっと立ち上げると、こんな形になります。柱の底面は平らですし、束石の上面も平行が出ているので、風が吹かなければ倒れません。

柱の頭を角材でつなぎ合わせていきます。柱の垂直を合わせて、斜めに材を入れて固定しながら作業を進めます。

1日かけてようやく全体像が見えるところまで進みました。

柱の間に筋交いを入れます。これで随分しっかりと自立した小屋になりました。

ただし、足元はまだまだ貧弱です。この細い角材では薪小屋の床の梁にはならないので、補強をします。

10cm角のコンクリートのサイコロが1個141円で売っていたので、それを買ってきて、地面に据え付けて、その上に角材を置いて束にします。それを80cm間隔で配置して、床の強度もようやく出てきました。薪小屋としては、まず、床が薪の荷重に耐えられるとが大切ですね。

横から見るとこんな感じです。途中雨の日もありましたが、ここまでで1週間ほどかかりました。

増設した束の上に間柱をのせてビスで止めます。ここまで材が入ると、屋根にも登れるようになるので、屋根を掛ける作業に進みます。

角材で屋根の下地を作り

垂木をかけていきます。小雨の中での作業が続きました。

屋根材は取り扱いが簡単なポリカーボネートの波板です。JIS検査を受けていない材が安く売っていたので、7尺の物を17枚購入しました。足場が悪いので、腰に来る作業です。
ちなみにJIS認定品と非認定品の違いは検査を受けているかどうかの違いしか無く、家庭で使う分には全然問題がないそうです。プラスチックの波板と違って20年はもつということです。
ガリバリウムの波板なども考えましたが、重いので施工が大変、垂木に打ち付けていくのも、透明で下の垂木が見えるポリカーボネートは作業がしやすいのです。

5月8日、ようやく屋根を貼り終えて、一段落しました。この写真を撮った直後から大雨が数日続いたので、ギリギリ間に合った感じです。
この後、補強を入れたり、床や壁、雨樋など、まだまだ作業が残っていますが、来週からツバルに行くことになったので、完成は6月になりそうです。完成したら薪を移動するという大仕事も残っています(汗)。
この薪小屋が完成すれば、数年分の薪の保管、ソーラーでのオフグリットへの挑戦、雨樋に水タンクを設置しての雨水の有効利用など、夢(?)が膨らみます。

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山のツバルのご紹介

2010年4月 特定非営利活動法人 Tuvalu Overviewは新しい体験施設事業「山のツバル」を開始しました。ツバルへのエコツアーにおいて、ツバル的(日本で言うなら「身土不二」的)な暮らし方の体験プログラムを実施してきましたが、ツアー料金も高く、ツアー期間も長いため、多くの方に参加頂くことができないという構造上の問題を抱えていました。

その点を改善し、より日本の風土に根ざした低炭素社会の暮らしを実験し体験する施設を目指して、鹿児島の財部の山深くに眠っていた築80年の古民家を、体験施設として再生し、ここを拠点として「食の地産地消」「エネルギーの自給自足」を体現する施設・環境創りを実現するプロジェクトを2011年からスタートしました。

古くから日本に息づく暮らし、自然を敬い周囲の自然から分けて頂く貴重な資源を、無駄なく贅沢に使いこなす技、その技を磨いて多くの方々と共有することは、化石燃料に依存しない低炭素社会の基礎を創りだす貴重な一歩となることでしょう。

2010年11月から当団体の代表理事が住み込みで施設整備を進めています。この事業に対してのご参加、ご支援、ご協力をお待ちしております。お問い合せは下記までお気軽にお寄せください。

お問い合せはこちらからお願いします。 >> お問い合せフォーム(Tuvalu Overviewの問い合わせフォームが開きます)

特定非営利活動法人 Tuvalu Overview 代表理事 遠藤 秀一
〒110-0001 東京都台東区谷中7-5-5
電話 03-5834-1456 FAX 03-3821-7898

[企画・運営・主催団体]

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