田んぼに水が入りました。

6月8日から開始した自然農の田植え、沢山の方々のご協力も頂いて6月28日に終了しました。その後、溝の整備や排水管の設置などを行って、7月2日に注水開始となりました。稲は水を入れると、スルスルと伸び始めるので、見ていて楽しい時期です。反面、雑草もものすごい勢いで繁茂しはじめる季節になります。田植えで疲れた体をちょっと休めてから、草刈りの日々が始まります。

今年、田んぼの水経路に少し改造を施しました。昨年まで、日当たりが悪くて稲が育たない「溜め池」に、山からの湧水を貯めて、そこからポリロンチューブで田んぼの真中まで水を導いて注水していました。水量のコントロールが難しかったので、湧水をせき止めて塩ビパイプで搬送し、コックを付けてポリロンチューブに送り込む水量をコントロールできるように改造しました。

夏でも17〜18度しかない湧水が晴天であればポリロンチューブを経由しているうちに暖められて25度程度まで上昇させることができます。昼間は水を出し、夕方水を止める。こうすることで寒暖差を作り出します。

また、作付の品種も増えました。Aは緑米(古代米もち米)B〜Eはプラグインパレットで苗を作ったヒノヒカリ、F G はハッピーヒル直播き。

プラグインパレットでの苗作りを一部失敗して、苗が足りなくなったので、姶良の自然農のお師匠さんのところで余分に出来ていた立派な緑米の苗をいただいてきました。お師匠さんの田んぼで田植えにも加勢できたので、楽しい2日間となりました。

Fには念のためと思ってパレットでつくっていたハッピーヒルを一部追加して植えています。また、姶良のお師匠さんからも田苗床で立派に育ったハッピーヒルの苗も頂いたので、合わせてFに植えています。

塩ビ管からコック経由でポリロンチューブに接続しているところ。途中でザクションホースを入れて、ホースへの力を軽減しています。

苗作りに失敗したヒノヒカリの苗、全体的に黄色っぽく、パレットの真ん中は白化し始めています。これは、簡易温室に長期間入れすぎて高温多湿状態にしてしまったことが原因のようです。(苗の時に30度を超えてはいけないようです。)大きい苗をつくろうと手をかけすぎました。また、パレットへの水やりの時に、パレット中央部に水を集中的に撒きすぎることが多くなるようで、それも原因として考えられます。

対策としては、田苗床を作るのと同じように、冬季、土に米ぬかなどを補って地力のある土を用意しておく。簡易温室に入れておくのは発芽まで。それ以降は路地に出し、原則ジョウロでの水やりはしない。などが来年の対策となりそうです。

上の写真は、プラグトレイ288穴で育てているハッピーヒル。路地に放置して観察したものです。白化などはありませんが、地力の問題でしょうか?高さ10cm程度までしか成長しませんでした。トレイは128穴程度が扱いやすいように感じました。

手前下は新しく設置した排水管。この排水方式は姶良のお師匠さんが考案したもので、自然農でしか採用できない方法です。そのうち、お師匠さんの許可を頂いて詳しい説明をしようと思います。

写真奥では妻がオーバーフロー管の排水口にカバーをかけています。草がかぶせてある手前から奥までの畦の部分、一度台風の時に土手ごと流された部分です。流された後の再建工事に工事業者が使った土が小石とシラス混じりの粗悪なもので、日々の雨でどんどん削られて、低くなってしまったので、盛り土をして草で養生しています。その際、近所の人から慣行農法の畑の土を分けて貰って、それを使ったのですが、慣行農法の土というのは、すごく独特な特性があり、このような使い方をするのは難しいように感じました。

自然農の田んぼ3年目。毎年、発見や反省がある田んぼ、今年はどのような実りを見せてくれるか楽しみです。

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