2009/11/20
2009年10月の初見を終えて、東京に戻り、日常の忙しさに没頭しながらも、財部の山の古民家のことは気になって仕方がなかったのです。一度妻にも見て貰わないと・・・ということで11月にも財部を妻と二人で再訪問させていただくことになりました。
前回は曇り空の暗い雰囲気の中での視察でしたが、今回はたまに晴れ間ものぞくまずまずの天気。秋も深まった鹿児島はまだまだ暖かく、南に面した素晴らしい造りの客間が私たちを迎えてくれました。
この景色には前回も驚かされましたが、こうして秋の柔らかい日差しが差し込む様を見ていると、なんともいえない色気があって、この家の素性の良さをうかがい知ることができます。畳の間が4室、田の字に並んでいる、昔の家にはよく見られる平面レイアウトの母屋の西側に、ちょこんと囲炉裏の間が並べられています。この部屋が又良い具合に時間の流れを見せてくれていて、ん〜この囲炉裏で串刺しにした魚を焼いて一杯いきたいな〜
この日、現場には建築工房の西田さんもいらしてくださって、この古民家の再生工事にどの程度予算が必要か・・・等々、その場でアドバイスをいただきました。こんな山の中に〜という妻の厳しい視線を感じつつ、気持ちが購入に向けて大きく動いた日でした。