建て方の後、僕は一度東京に戻りました。その後、工事は着々と進んでいます。現場で指揮をしてくださっている西田さんから写真が送られてきました。左手前の母屋や囲炉裏間は建具が外されて骨組みだけになっているのが見えます。右奥の管理棟は屋根が葺かれ、外壁周りに防水シートが張られている様子がうかがえます。
手前の楓も若葉をふき始めて春の訪れを告げていますね。
西側から見るとこんな感じ。白いシートが防水シートです。この上に外壁の下地をしつらえて壁材を張っていきます。ちなみに外壁材は杉板無塗装横張り!予算を抑えると共に、年月が経った時に母屋の風情に近づくことを期待しています。
こちらは管理棟2階、囲炉裏間の屋根と管理棟の外壁の防水納まりの写真です。下から立ち上がってきているのが屋根のアスファルト防水シート。その外側にあるのが外壁の防水シートです。この順番で施工しないと雨漏りの原因になります。今回工事をお願いしている西田建築工房の西田さんは、一つ一つの仕事が丁寧で、安心して仕事をお願い出来ます。こうやって東京から現場の施行写真を安心してみていられるなんて、とても幸せなことです。
どのくらい丁寧な仕事ぶりかというと・・・
こちらは今回の再生工事に伴って排出された古材としては使用できない廃材です。痛みが激しかったり、釘を抜く時に割れてしまったり、そもそも釘が抜けなかったり、、、普通なら廃棄物処分場行きなのですが、山のツバルでは廃材も無駄にはしません。西田さんが綺麗に長さを揃えて積み上げてくださいました。種類と長さが揃って積み上げられていると廃材に見えないですね。薪風呂に使う貴重なエネルギー源となります。スマートなリサイクル、リユースも僕たちのテーマの1つです。