山のツバル再生工事の現場は都城市で口蹄疫が発生した翌日から工事を停止しています。建物の雨じまいはだいたい納まっているので、今の状態でも台風さえ来なければ雨はしのげるのですが、庭には建物の中に収まりきれない資材が沢山積み上げられています。もともと古民家の中にあった古い箪笥や備品類、それから解体工事で出てきたまだまだ使える木材達。それらがカビたり腐ったりしないようにタープテントを購入して組み立てました。6m×3mという大きな倉庫。送料込みで19000円。ヤフーのオークションで販売されていた物です。中国製ですが5年は使えそうに見えます。現場の監督をしてくださっている西田さんも、1台購入して他の現場の資材置きに使用しています。組み立て簡単で丈夫で安い!大評判です。
最近になって現場には地元の集落の人達もおそるおそる足を運んでくれるようになってきています。東京から引っ越してくる人達がなんかしてるらしいよ〜という噂はすでに集落中に広まっていて、怖い物見たさ?で入れ替わり立ち替わり様子を見に来ます。
昔のこの家の様子を話してくださったり、住んでいたおばあさんのお話を聞かせてくださったり、さすがに80年もの歴史があると話は尽きません。この家に住んでいたおばあちゃんは、毎日着物姿で買い物に行く時は大川原の駅まで歩いて行っていたんですよ!という話を聞いて愕然としました!山あり谷あり6km程の道のりを着物で徒歩で…格好良すぎですね。
集落の人達はみんな農家です。農家の人にとっては、このタープテントはとても魅力的に映るようで、口々に一台欲しいな〜…値段を聞いてまたビックリ。こんな切っ掛けからでもコミュニケーションが始まっていきますね。
中は廃材でステージを組んで、ブルーシートで湿気が上がってこないように養生をしてあります。それでも、梅雨の期間はそうとう湿度が上がりそうですが、庭先に置いておくよりはましだと思います。このテントは工事完了後は位置をずらして車庫件資材置き場となります。5年後くらいには車庫件作業場を建設したいので、それまで頑張って貰います。
北側から見た現場の風景です。タープテントの大きさが良く分かりますね。しばらく大切に使っていきます。