強烈な雨が続いています。

普段はこんな長閑な景色が広がる山のツバルですが、最近の雨は尋常ではありません。まるでツバルにいる時のようなスコールが降ります。バケツをひっくり返したような・・・という表現がぴったりです。

空が一気に暗くなってきて、ドッカーンという感じで雨が落ちてきます。この豪雨の影響で霧島近辺の道路、鉄道にも大きな被害が出ていますし、山のツバルからも遠くない「中谷」という集落では川が氾濫しほとんどの田んぼが水没してしまったようです。鹿児島県内では2名の死者も既に出ていて、口蹄疫の被害と相まって、不安が増していくばかりです。

山のツバルがある集落は幸いなことに大きな被害はまだ出ていません。雨のために遅れていた田植えも一段落し、合鴨を入れる田んぼでも準備が進んでいます。しかし、これだけ雨が降り続けると、崖崩れなどの災害は心配されるところです。山のツバルの入り口にも高い崖があり、崩れないかと心配しています。

左奥に登っていくと山のツバルがあります。登っていく道路の右側はずっと崖が続いています。

見上げてみるとこんな感じです。木の根っこが辛うじて土の塊をつなぎ止めているだけの状態がわかりますね。近所の人に聞いてみると、雨が降った時は偶に塊が崩れ落ちてきますよ、、、とのこと。余りひどい時は一輪車で土を運んだりして手入れをしてくださってきたようです。

この状態を放置するのも危ないし、気候変動がこのまま続けば、今年のような強烈な豪雨が増えていく可能性もあるので、再生工事終了後に、法面を造る工事も検討する必要がありそうです。

7月5日に口蹄疫ウイルスの存在が宮崎県でまた確認されたので、再生工事もリスタートもいつになるか分かりません。産みの苦しみといってしまえば簡単ですが、工事を止めてくださっている工務店の西田さんも苦しい立場ですし、僕たちも中途半端な状態で工事が止まっている古民家が、この豪雨にたえられるかどうか心配でなりません。

早く梅雨が明けると良いですね。