いよいよスタート、引っ越します。

11月になって、そろそろ秋の風が吹いてきました。冬になって寒くなる前に少しでも施設の準備を進めるために、ついに引越をすることになりました。僕と妻の2人分の荷物と、事務所の荷物、そんなに多くないだろうと思っていましたが、箱に詰めると結構な量になりますね・・・もちろん自転車も持っていきます。

右端の2階の横長の窓がTuvalu Overviewの東京事務所です。というか、僕が経営しているホームページを制作する会社の事務所の一部をTuvalu Overviewのスペースにしています。事務所にかかる経費が無料です。なので、東京事務所はそのまま残したまま「山のツバル」の運営をスタートできるのです。左下の黒いジープは僕がTuvalu Overviewを始める前、設計士としての仕事をしていた頃、札幌で購入したジープです。ディーゼルエンジンにフィンランド製の高性能なフィルターを装備しています。ゆくゆくはバイオディーゼル車として活用しようと保管していた車です。御年31才、昔のプロダクトは丈夫さが命、まだまだ走ります。愛称は「じいちゃん」。鹿児島の「山のツバル」でも活躍して貰うべく、荷物を積んで一路鹿児島に向かいます。

車で高速を南下するよりも二酸化炭素が排出されず、安い方法ということで色々探した結果、時間はかかりますが、北九州の門司港までフェリーで移動することにしました。オーシャン東九フェリーが運営する「おーしゃんのーす」。立派なフェリーです。乗客は少ないですが、貨物が次から次に運び込まれていきます。11日の7時に出港、13日の早朝に門司港に着きます。

船首越しの眺めは、いかにも新しい船出、新しい生活のスタートいったイメージで気持ちが良いですね〜

ツバルでは離島間を往復するマヌフォラウという貨客船に良く乗りますが、マヌフォラウの2まわりくらい大きいこの船は、時速40km/hという高速でほとんど揺れずに突き進みます。マヌフォラウは時速10km/h、、、燃費最優先なので遅いし、揺れるし、船内が臭い!。それにくらべてなんと快適な旅でしょうか。ちなみに2秒で1リットル消費しながら航行しているそうです!!化石燃料の力を実感します。石油無くなったらどうするんだろうか?なんてことも考えながらの船旅でした。

船の中にはこんな旅情溢れる携番があります。もうすぐ、門司港に到着です。

早朝6時前に門司港島着。これからは陸路で400km先の「山のツバル」を目指します。これからの新しい挑戦にワクワクしながら・・・