新燃岳噴火

1月26日、3時過ぎ。ドーンという音と共に、山のツバルは大きな衝撃波に襲われました。また桜島かな?と思ったのもつかの間、北側の杉の木の間に入道雲のような噴煙が立ち上りました。桜島は南側にあるのでいったいどこが噴火したのだろう?と、不思議に思い見通しの良いところまで出てみました。

噴煙は霧島から立ち上っているように見えました。家に戻ってネットで検索してみると、霧島の新燃岳が約50年ぶりに噴火したとのこと。当初、ニュースでは小規模な噴火という報道だったので、特に心配もしていなかったのですが、夜になっても噴火は収まらず、古民家の華奢な木の建具は、一晩中噴火の衝撃波を受けてバタバタと耳につく音を立て続けました。たまには、地鳴りや、家までもが震えるほどの衝撃波があり、眠れない夜を過ごしました。

27日、朝になって火山活動は一時小康状態になったのですが、午後3時過ぎ、バーンと衝撃波を受けて家が揺れました。あっまだ終わってなかったのか…急いで霧島の見えるところまで出てみると、高く上がった噴煙が頭上に伸びてきています。

奥に見えるのは高千穂山、灰が降っているのがはっきりと見えます。この後、山のツバルにも火山灰が降りました。

この写真は近くの白鹿岳の展望台から見た高千穂峰の裾野の様子です。ここから、都城周辺までは白い灰で何も見えません。都城では昨晩だけで火山灰が1cm以上も積もっているようです。ほんのちょっとの風向きの違いで、被害も全然違っています。

これが都城市内に降り積もっている火山灰です。裾野に近いところではもっと大きな礫が降り積もり、道路もすべって危ない状態のようです。都城市内では道路の停止線や横断歩道も見えない状況だそうで、本当に大変な思いをしている人が沢山いることと思います。一刻も早く沈静化して欲しいと祈るしかありません。

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