山のツバルのトイレは水を使わずにおが屑で処理するバイオトイレです。正和電工という北海道の会社が作っている「バイオラックス K-15」という型番の機種です。もともと、この型番の商品は家具調に仕上げられた椅子の中に内蔵され、部屋の中での使用を考えて作られた介護目的でもあるトイレです。その、外側の家具の部分を取り除いたのがKBT-10です。大きいのですがぎりぎり山のツバルのトイレスペースにおさまっています。
このバイオトイレですが、年明け頃からおが屑の乾きが悪くなってきました。おが屑に染み込んだ尿などの水分は本体底面にあるヒーターで熱せられて外部に臭いと共に排気される仕組みになっているのですが、おが屑がどんどん粘土のような状態になってきてしまいました。おが屑の交換は年に2〜3回と説明書には書かれていますが、僕たちが使い始めてから2ヶ月も立たないで交換の時期になってしまいました。
このままでは使えなくなりそうだったので、おが屑を全部出して交換してみることにします。
おが屑を掻き出しながら、そこの方を見ると尿が蒸発せずに溜まっています。常に乾いている状態になっていなければならないのに何かがおかしい???
※こうやっておが屑を掻き出している時はさすがに臭いです。
綺麗に掻き出して乾燥させてから、新しいおが屑を投入します。小さいトイレですが結構な量が入ります。
さあ、これで順調に動いてくれると良いのですが・・・まだまだ謎だらけのバイオトイレです。
掻き出したおが屑は庭の堆肥置き場で土と混ぜて熟成します。1年ほどで養分たっぷりの土になるそうです。