薪ストーブ設置工事

2月2日、冷え込んだ朝、早朝から工務店の西田さん親子と大工さんが山のツバルに集合してくださいました。いよいよ、設置工事スタートです。今日一日で煙突工事からストーブ設置まで完了させる予定です。

打ち合わせをして、細かい納まりなどを決めた後に、いよいよ工事開始、まずは煙突を壁を貫通させるための断熱材である眼鏡石の位置を決めて取り付けます。建具だったところを一部壁にして煙突を貫通させるプランにしています。

同時に煙突の支柱の工事も進めます。ネットを見ると支柱は金属柱にするところが専らなのですが、何せ高いので、山のツバルでは防腐処理した材木にハシゴの段になるさんぎを取り付けて支柱にする方法でトライしてみることにしました。将来、いつになるか分かりませんが、資金ができた時に難があれば鉄鋼柱に変更するつもりです。

材木の煙突の欠点はその重量でしょうか?さすがに立て込む時は僕もお手伝いをして、必死に立て込みました。そのままでは、建てられなかったので屋根の一部を切り欠いて支柱と煙突のスペースを確保しています。既存の古民家に薪ストーブを入れるのはなにかと工夫が必要です。

ちなみにこれは今回切り欠いた屋根の部分です。切り欠く前の写真です。杉板の上に瓦が乗っかっているだけの屋根です。長年の湿気や若干の雨漏りなどもあったのだと思います。杉板はぼろぼろのところもあるし、瓦を止めている桟木もぼろぼろです。でも、家の中には雨漏りがないのです。昔の家って本当に良くできています。

夕方になってようやくストーブを設置して、煙突の設置工事が始まりました。いやいや、この古民家の再生工事も大変な工事でしたが、今回の薪ストーブも難しい工事だったと思います。

煙突の設置も重たい二重煙突なのでシングル菅のようにスイスイとは行きません。4人がかりで持ち上げてはくみ上げて、あたりも薄暗くなってきた頃にようやく完成です。

山のツバルに3本目の煙突が凛々しく立ち上がりました。材木の煙突も昭和レトロな感じで建物によく合っていますね。大成功です。この後、みんなが見守る中で早速着火してみます。

おー偶然にも旨く火が入り一同拍手で今日の工事は終わりです。西田さん、大工さん、本当にありがとうございました。しかし、ストーブの周囲を見ると工事が完全に終わっていないことが分かります。建具だった部分に煙突を貫通させたので、ストーブの背面には大きな穴が空いていますし、3連の建具は閉まり切れていません。。。これは今後僕がこつこつと工事を進めていくことになっています。できるかな〜、、、この穴やら隙間やらを埋めないと、薪ストーブがいくら空気を暖めてくれても勿体ないだけですね。頑張ります。