今年は梅雨が終わってもなかなか気持ちよく晴れずに雨ばかり、、、昼なのに目の前の景色は薄暗い山水画のよう・・・で、心配なのは稲の生育です。田んぼには1日1回は見回りに行って、様子を観察しています。周囲のお百姓さん達も、初めてなのに良くできてるね!と誉めてくれる程の出来映えなのですが
昨日、トラクターなどの乗り入れ口周辺で水が深くなってしまっている部分の稲の葉に奇妙な斑点がついているのを妻が見つけました。調べてみるとどうやら「いもち病」のようです。長年耕作放棄されてきた田んぼなので、肥料をあげなくても稲はグイグイ育っていますが、その分、窒素過多、その上、清水からの水は冷たいし、雨ばかりのジメジメした天候、病気になりやすい条件が整っているのかも知れません。
周りの人に聞くと、それは農薬を降らないとダメだよ〜・・・・
来年からは自然農方で進めていきたい田んぼなので、農薬は使いたくはありませんし、今でも田んぼの中は生き物でいっぱいなので、薬をまくのははばかられます。
このでかい幼虫はゲンゴロウの子ども。水の中では魚のようにクネクネ泳ぎます。
こちらはヤゴの抜け殻、オタマジャクシがあらかたカエルになったと思ったら、水の中にはヤゴが沢山います。
蜘蛛の巣も重なりあうように沢山できています。
いもち病は穂に入ると、お米が全然取れなくなってしまう怖い病気のようですが、稲の力を信じてこのまま見守ろうと思います。