冬を前にして、時間を作って進めている断熱工事。今日は囲炉裏の間の隣に位置する母屋の6畳間の天井裏の断熱工事を行いました。この部屋には天袋があって、その中は上の写真のようになっています。右に見える外壁は再生工事の際に新しくしたので、綺麗な杉の木目が見えています。天井はオリジナルのままの杉の小板が見えています。この小板の上に瓦がのっているだけの構造です。
もう少し奥に進むと、白い三角形で示したような穴が空いています。本来この穴は塞がれているはずなのですが・・・その穴の先は、、、
母屋の天井裏です。瓦屋根の内部ですね。冬になると外気温と同じ環境になります。ホコリやゴミが沢山溜まっている床のように見える平面が天井板です。5mmくらいの杉の板で、もちろん断熱性能は期待できません。
そこで、6畳間の天井部分一面にグラスウールを敷き詰めてみました。こう書くと簡単な工事に思えますが、屋根裏に登って、天井を踏み抜かないように、梁にぶら下がりながらグラスウールを敷き込んでいく作業は結構大変です。要所要所をタッカーで止めながら、計9枚使用して完成しました。
この後、天袋の穴や隙間も極力埋めて工事終了です。グラスウールの敷き込みは、寝室の6畳間にも試してみようと思います。これで天井からの冷気の吹き下げが無くなればずいぶん快適になるはずです。