母屋を再生するときに、瓦の美しい並びが見えるようにと、雨樋をつけずに工事を終わらせました。神社やお寺のように銅製の雨樋をつけられたら格好が良いのですが・・・プラスチック製はどうも。。。という気持ちもありましたし、すぐ詰まってメンテナンスも面倒くさそうだし、etc….ということで雨樋無しで1年様子を見ていましたが。。。
壁や柱の足下に雨の水滴からの飛沫がかかって結構濡れてしまうのですが、それが予想以上に広範囲に飛び散ることがわかりました。そのままにしておくと構造材が傷んでしまうので建物には全然良くないです。また、屋根の下、水滴が垂れる部分の地面が、広範囲にわたって削れてしまいました・・・・今年の梅雨の雨でさらにえぐれてしまうのは困りものです。それに、特に、南東の斜面に近い部分はあまり雨が落ちると地崩れの原因にもなりそうなので、雨樋をつけることにしました。
都城のホームセンターに行って、30m分の雨樋と縦樋などの部品を買って約4.5万円!雨樋は一番長い3.6mの物を買ったので自分で運ぶことができずに配送して貰いました。九州では最大規模のホームセンター「ハンズマン」なんと配送料は515円!!良心的です。
軒先につけて、雨樋を受ける「鶴首」という部品、今まで知らなかったのですが、1から5番までの種類があります。左右で少し高さが違いますね。1番が水上、そこから順番に5番を水下につけることで水勾配が作れるようになっているのだそうです。
本職さんは水糸を張って工事するので、番手にはあまりこだわらないそうです。僕も鶴首の軒先からの出を揃える為に今回も水糸を張って工事をしましたが、垂木の狭い範囲の中で水勾配を上手に取るためには、番手も活用して工事した方がやりやすいと思いました。
半日ほどで、母屋の3方に横樋を設置できました。明日は雨のようなので、雨が開けてから縦樋の取り付けを行います。ちなみに、写真のように梯子の天端に乗っかって仕事をするのは危険です。気をつけましょう。