小雨が降る中でしたが、今日を逃すと数日雨が続くようなので、田植えを始めてみました。自然農での田植えは上の道具があればできます。お手軽ですね!大きな機械も燃料もいりません。この道具を抱えて田んぼに行ってすぐに田植えに取りかかれます。それぞれの道具の役割は、下から、クワ=苗代の苗を根が生えた土と共に掘り起こして取り出すときに使います。黄色いビニールテープが巻かれた棒は列と列の間隔を揃える為に使います。今年は40cmにしてみました。苗と苗同士の間隔は20cmで植えてみます。プラスチック製の緑の手箕は苗を運ぶときに使います。その中にあるのは作付け縄と鎌です。具体的には
竹の棒に張ったビニールテープを目印にして列の間隔を取りながら、作付け縄をセットします。
作付け縄に沿って植えていきます。苗同士の間隔は鎌に張ってあるビニールテープを目印にします。植え方は、まず、植え付ける地面の草とかワラをかき分けて10cm四方の空間を作ります。手の平ぐらいと覚えると簡単です。
空間の中央を鍬で適当に掘り起こします。
クワで苗床からすくい取ってきた苗たちです。根を傷めないように土ごとすくい取っています。
適当に一本手にとって、根と土を軽く握って落ち着かせます。今日は雨もあって苗床の土がユルユルだったので、途中から握って落ち着かせる作業は抜きにして進めました。
カマで作った穴にそっと押し込みます。あとで水を入れたときに浮き上がらないように、ぎゅっと押し込んで落ち着かせます。この作業はやってみればすぐに感じがつかめます。ただ、あまり深く植えすぎると分けつの妨げになったりするようです。理想は根と茎の境界が土から1cmほど下にあるようにすることだそうですが、これはちょっと難しいですね〜、それは埋めすぎでしょう!と言うことにならないように進めていけば大丈夫だと思います。
ぎゅっと押さえて出来上がり。しかし、姶良の自然農のお師匠さんの処の苗と比べると小さくて貧弱です。。。頑張って大きくなるんだぞ!声をかけながら植えていきます。
しかし、田んぼの中にはこんな大きな苗が勝手に生えていたりもします????もちろん丁寧に掘り起こして列に植え直しますが、苗床より大きく育つ理由が知りたいですね!その理由を来年の苗床に活用できればもっと元気な苗が作れるかも知れません。
10時から13時までの3時間で3列植えることができました〜 ちょっと腰にきますが、一日5時間くらい田植えをすれば、10日間くらいで1反の面積の田植えを終えられそうです。田植えが終わったら水を張ります。
今年も沢ガニが元気です。雨の日は田んぼの上にも出てきて、うっかりすると踏んづけてしまいそうになるので要注意です。
今日はイモリも出てきていました。始めて見たので、お腹の赤いことには驚きましたが、顔つきなどは愛嬌があって可愛い生き物です。こんなに沢山の生き物がいる田んぼに農薬など撒く気にはなれません。
溜め池田んぼは昨日の雨で水が溜まってなんとなく水田のような顔をしています。浮き上がった苗もなさそうです。さ〜どうなるでしょうか?