6月16日から始めた田植えが今日ようやく終了しました!・・・・従来の機械でガシャガシャ植えていく田植えは、1反あたり小一時間で済んでしまいますが、自然農での田植えは、カマで地面に穴を空けて1本ずつ丁寧に植えていくので、ものすごく時間がかかります。今回初めての挑戦だったので、本当にやりきれるのかどうか不安もありましたが、成せば為る!どうにか植え終えて、水を入れ始めることができました。
一番最後に植えた場所です。今は綺麗に苗が並んで見えますが、あっという間に雑草が茂ってきて、どこに苗があるのか分からなくなります。ちょうど右奥の区画がそんな感じになっています。雑草も虫も敵にしない、というのも自然農のコンセプトです。この後、どのように草たちと向き合っていけばいいのか?楽しみです。
透明なホースが横切っているのが見えますが、これは田んぼに入れる水を温める為の専用のホースです。この集落の水は夏でも冷たくて、旨いお米ができると評判なのですが、冷たい水を掛け流しにしていると稲は成長しない!?という良く分からないことになります。
特に山のツバルの田んぼは集落の一番上にあり、湧き水が流れる清水に自分たちで造った小さなダムで水を溜めて使っているので、夏でも本当に水が冷たく、だいたい17℃くらい。それをビニールホースを使って温めてから掛け流しにすると、成長も早く、病気にもなりにくいのだそうです。積水化学製のポリロンチューブ145mmというのがこの集落では一般的に使われています。50mで500円程度。薄いのですぐに穴が空きそうですが1シーズンはどうにか保ちそうです。田んぼの日当たりの良さそうな溝にグルッと回して80m位使いました。ジョイントは75mm径の塩ビパイプがちょうど良い大きさです。ビニールテープでくるくる巻くだけで留まります。
これからは水の管理と雑草の処理の仕方を学びながら、稲が育っていくのを日々楽しみに見つめることになりそうです。