11月12日に始まった庭の杉の伐採作業、枝打ちも終えて一日数本ずつ伐採作業が続いています。今日は一番難しい上り坂の城戸口の入り口の伐採。樹齢60年ほどの太い杉を切り倒します。
庭から見ると東側の杉の列は随分すっきりしてきています。今日は左側の枝打ちした杉を右方向に切り倒します。
こんな足場の不安定な場所での作業です。左側の道路には倒せないので、右に見えている小道に木を倒しこんいきます。
チェーンソーのけたたましい音が数分続いて、静かになったと思ったらメシメシっと木が裂けるような音がして、ドッコーンっと地鳴りを響かせながら木が倒れていきます。杉の木さん、長い間ご苦労様でした〜。
庭では妻が切り落とされた杉の枝の選別作業を黙々と続けてくれています。後ろに見えているのは、杉の木にワイヤーを架ける作業をしているキコリさんです。
きれいに分けられた杉の葉と枝、お風呂や薪ストーブの火付け材になります。
杉の木は材木屋さんに買い取られますが、一本、数千円程度と聞きます。戦後の復興期、住宅用の建材が不足した時代に、国策として針葉樹の営林が推進され、財部周辺は今でも杉の木だらけです。その当時は1本数万円で売れたので、スペースがあれば杉の木を植えて、ここぞという出費があるときに伐採してお金に換えていた、という昔の話も良く聞きますが、今は、全然お金にもならず、日陰の家も多く、道路も薄暗く、景色も見えない・・・
杉の木は切り倒して、広葉樹を植えた方が、今の時代には適しているかも知れません。