ワークショップ棟の水盛り

あまりにも暑いので、東側の敷地が日陰になる4時頃からボチボチ制作を始めています。3日間かけてようやく水盛りが形になってきました。平面形と水平を出す作業ですが、机の上で平らな紙の上に線を引くのとは違って、なかなか思うようにいきません。それにヤブ蚊の攻撃、眼鏡に落ちる汗、、、いやいや、本職の大工さんは凄いですね。

水盛りというのは水平の基準線を出していく作業です。同時に平面の形も出すのですが、まずは水平が大事!ここで手を抜くと傾いちゃいますから・・・大気圧を利用して水を細いパイプに通して水平基準線を出していきます。昼間、日が当たるときに作業すると、水の温度が変わって熱膨張して水平が出なくなるので、この時期の作業は早朝か夕方が良いと思います。

一回、水平を出して、水糸を張ってさらに水平を確認して、、、どうしても1箇所だけおかしいところが出てきました。。。

ハイテクも使ってみるか?ということで取り出したのはGitzoの三脚とレーザー距離計。写真を真剣に撮るときに使う道具です。Gitzoの三脚は重すぎて使う人がいなくて僕のところにやってきた重量級。やっぱり、土木建築にはこのくらいしっかりしていないと!なんか用途がおかしいですね。。。

雲台を限りなく水平にセットして、距離計を載せます。距離計からはレーザーが出るので、それを水平基準にして、水とホースで出した水平をチェックしてみよう!と思ったのですが、スチル用の三脚雲台ではやはり水平が出し切れず、水とホースの方が精度が良いことが分かりました。昔の人は偉大です。

この後、基礎の束石をセットする工事に移ります。

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