昨年の6月にタブの木下の待ち箱に入った群れ、蜂の巣ハウスに格納して毎月掃除を欠かさずに見守ってきましたが、今日、確認したところ、蜂の気配が全くありません。。。。もしや・・・・と思って、巣箱を傾けて巣の底を見てみると、、、
あー・・・・またスムシにやられてしまいました。。。。
巣の中はこのような状態です。4月23日に掃除をした時には大きな異常は見られなかったのですが、あの時にはすでに巣の中にスムシが入ってしまっていたようです。
被害を受けていない巣板を取り出して、あとはすべて燃やします。巣板からは蜜蝋を作ります。
スムシの被害を受けるのはこれで2度めです。共通しているのは、秋ごろに群れの勢力がガクッと落ちる。多分、近隣で何かの農薬を使うのが原因と思われますが、その後、勢力が回復せずに春を迎え、スムシの被害に合う。というパターンです。
蜂の群れはその地域で共有している資産であって、個人に所有権があるものではない。と思っています。もともと自然の生き物ですから、当たり前といえばそうなのですが、ついつい、当たり前のことを忘れるのが人間です。今回スムシにやられて出て行った群れも、どこか他の場所に移って、群れとしての活動を継続しているはずです。それが、他の家の巣箱かもしれないし、木のウロかもしれません。次に分蜂した時に、別れた群れが僕のところに戻ってきてくれることもあるでしょう。その時は、また大切に預かって、運が良ければ蜂蜜を分けてもらえれば嬉しいな〜そういうスタンスで自然と向き合うのが当たり前だと思うのです。
しかし!スムシは嫌いです。。。。
農薬の使用源を探して、使用をやめてもらう(これは非常に困難を極めます)、もしくはスムシ対策用の薬を使う、そんな対策しか思いつかないのですが、もう一群あるので、その様子を観察しながら考えてみようかと思います。