梅雨の合間に屋根の修理

今年の梅雨は本当に長ーーーーーーい、、、梅雨です。それも鹿児島の梅雨の雨はゲリラ豪雨が降り続く感じの雨で、本当にうんざりします。雨が降り続くと、まず、カビ、至るところがカビ始めます。そして、雨漏り、それから、がけ崩れ、、、、中でも雨漏りは、構造体の痛みにもつながるので、梅雨の合間を活かして、その都度修繕します。

ここは、薪ストーブを導入した時に、母屋の屋根を垂木ごと切り取って、スペースを作ったところです。80cm×80cm程度の切り欠きなのですが、これだけ激しい雨が降り続くと、ここから落ちてくる雫も馬鹿にできない量です。勢いで屋根を切り落とした設置工事の様子は、こちらから。

足元はいつもビショビショ、、、風向きによっては部屋の中に水が侵入してきたりもします。柱の足元に蟻の巣ができ始めていたので、いよいよダメだな〜 ということで、煙突の切り欠きに屋根をはめ込むことにしました。ジメジメした木部にアリが蟻道を作り始めると、その次に、シロアリが入ってくるのです。

瓦屋根に薪ストーブの煙突を貫通させるのは結構お金がかかるので、サンルームのようなものを増築して、そこに薪ストーブを設置するなど、工夫をしないととんでもない出費につながります。例えば「瓦屋根用フラッシング」は部材だけで139,000円もします!もちろん、そんなお金はないので、自分で作ります。今回もできるかな???と思いながらスタート、、、

近所の廃屋を取り壊した際に貰ってきた鉄板。これを加工して屋根を作ってみます。

だいたいこんな感じ?という型紙を作って、現場合わせ。この時、最初に屋根の下地を作ってから採寸するべきだったな〜 と後になって反省。。。

0.27mm厚の鋼板は、カッターで傷をつけて、綺麗に曲げることが出来ますが、傷が深すぎたり、強く曲げすぎたりすると切れる場合もあるので、慎重に作業を進めます。

とりあえず、第一段階の屋根は完成。まだ、煙突と支柱の周辺には隙間があるので、それを防ぐ屋根の部材を作ってこの上に載せます。

屋根が30度の傾斜なので、煙突の断面が楕円形になります。コサインだったかサインだったかな〜?とか思いながら、MACでさっくり楕円を描いてプリントアウト。学校の勉強はなかなか活かすところがありません。(笑)

もう一回、現場合わせ。支柱の周りのスペースが傾斜分ずれていなかったので、補正します。

実際に鋼板で作ってみると、煙突周りの隙間が大きめです。アルミフォイルを下地に入れて、耐火パテで塞ぐことで妥協します。

パテを入れて、塗装をして、完成!雨のやみ間を利用しての作業だったので、1週間ほどかかってしまいました。 現在洋上にある3つの台風が最初の試練になりそうです。煙突まわりの耐火パテが、煙突の揺れに追従できるかどうか?ちょっと不安です。

塗装するのだったら、鋼板の無塗装の側を表にして作ればよかったな〜 などど、今頃反省。それから、屋根の垂木を切るときはくれぐれも慎重に、本当に切っていいか?じっくり考えてから事に及ぶことが大切です。垂木を残しておけば、もう少し簡単に屋根が作れたかな?とも思いました。

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