草刈り、少し省力化の工夫

田植からおおよそ3ヶ月、田んぼはこんな感じで草が生えています。今年は長梅雨で草の勢いも弱かったのですが、梅雨が開けて強烈な日差しが戻ってきたと思ったら、あっという間に草だらけになってしまいました。これでは実りに影響しますから、早速2回めの草刈りを行います。

自然農の米作では、田植と草刈りが2大苦行です。どちらも長時間、田んぼの中にしゃがみこんで、ブヨやアブやサシバエや蚊と闘いつつ、腰の痛みに耐え、照りつける太陽にも文句を言わず、たまには雨でビショビショになり・・・何が楽しくてこんなことやっているのだろうか?と思う日々が続きます。

正真正銘、安全でお米本来の味を楽しむ為!なのですが、この作業で自然農を諦める人も多いと思います。せめて草刈りだけでも省力化できれば、自然農仲間も増えるはず!そこで省力化の試みです。

機械式の草刈機!一つ間違えれば稲刈りになってしまう恐ろしい機械ですが。。。田んぼの草刈りも2〜3回ほど行えば、草の種類やヒエの中にある稲の見分け方、草別の刈り倒し方、などが、なんとなく分かってきますから、こういう機械を入れることも可能になります。初年度から機械草刈りはおすすめできません。

ちなみに、草刈りは機はマキタの36v充電式です。エンジン式は臭いしウルサイ上に、田んぼの中にガソリンをまき散らしてしまう可能性もあるので、使用しません。二酸化炭素の排出につながることがメインの理由でもあります。

つけている刃は、通常の草刈り刃より径が10cmほど小さい「水際の達人」という商品です。径155mmの刃は株と株の間にいれても取り回しやすく、歯の数が8個しかないので、草が絡まないため、絡んだ草を振り回して稲の株を痛めることもありません。これでざっと条間の草を刈り倒します。

正直に言うと、10本くらい稲刈りしてしまいました(涙)、、、

草刈機を通した後はこんな感じになります。稲の株が見えてきました。そして仕上げを人力で行います。

刈り倒した草を条間にまとめながら、株周りを整理していきます。全面草刈りとなっていますが、この田んぼは下記の写真のように、周囲に虫の餌になる草が沢山あるので、特に問題はおこりません。

8月12日には周りの畦の草刈りも終わりました。約1周間で1反の草刈りを終えたことになります。

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