昨年12月に基礎工事を始めた薪小屋3号の屋根の上に、ようやく、一枚目のソーラーパネルを設置することができました。屋根材はポリカーボネートの小波板です。この上に、パネルを設置する為の専用の架台などは販売されていません。色々工夫して設置してみました。
小波板は価格も重量も軽量なので、僕のような素人がDIYで屋根を作るときにはとっても使いやすい材料です。しかし、重量物を支えるような強度はありません。ソーラーパネルを設置するときには、小波板の下にある垂木に支持材を固定する必要があります。
今回は写真のようなステンレスのジョイント金具を購入して使用してみました。小波板の山の部分にドリルで穴を開けて、ドリルネジで固定しています。谷に穴を開けると流れてきた雨が隙間から垂木に落ちるので、山に穴を空けることは鉄則です。垂木には波板をとめている釘もあるので、取り付け位置は自由には選べないところがちょっと残念。
ドリルネジを締め過ぎると波板がゆがんでしまうので、微調整をしながら固定しています。金具は下記の通販サイトの値段が安かったので、ここから購入しています。
卸値通販のホームメイキング ジョイント金具 24型フラット 24×100mm
ジョイント金具は、縦方向、垂木2箇所に設置して、その上に架台になるC型鋼材を載せます。
C型鋼材はワールドダクターという溶融亜鉛メッキされた鋼材を設置してボルトで固定します。この部分はパネルの下になり、直接雨は当たらないので、ユニクロメッキのボルトを使用しています。ステンレス材は結構値が張ります。
また、ダクターには穴あけ加工や、切断加工などを前もって行っています。穴あけには金工用のドリル。切断はグラインダーに金属切断用の刃をつけて行いました。ダクターの肉厚が2mmもあるため、この加工だけでも一苦労です。加工後は錆止めとして、常温亜鉛メッキ塗料を塗布しました。
実際にダクターをジョイント金具の上に乗せてみると、ダクター2箇所に開けた穴と、垂木に取り付けたジョイント金具からのボルトの位置が微妙に合いません(汗)勾配屋根の上での作業なので、素人にはなかなか精度を出すことが難しいのです。現場合わせで微調整してようやく設置完了。
ソーラー一枚の架台です。8箇所の穴あけと2箇所の切断。これだけなのに、慣れない作業には時間がかかりました。
この後、ハシゴを足場にして17kgのソーラーパネルを持ち上げて、レールの上でずれ落ちてくるパネルを片腕で支持しながら、取付金具を設置します。
取付金具は販売されている中でも一番シンプルで低価格なものを選びました。ステンレス製なので長持ちしてくれそうです。
設置してしまうと苦労の痕跡がまったく見えなくて残念ですが、、、この屋根にはあと4枚設置します。
こうやって自分でやってみると実感しますが、市販されている取り付けレールや架台は良く出来ていますね。しかし、高い!あまりにも高いのでビックリします。自分でつければ格安です。
ソーラーパネルは屋根に設置しただけでは役に立ちません。この後、配線、チャージコントローラーやインバーターの購入、バッテリー置き場の制作と、まだまだ道程は遠いのです。