軒先で作業をしていた夕方、日本蜜蜂の巣箱の方向からカチカチという耳慣れない音が聞こえ始めました。なにかな?と思って巣箱の方に行ってみると、輩たちが来ていました〜。オオスズメバチです。秋口に餌が少なくなると蜜蜂の巣を襲うようで、入れ代わり立ち代わり様子を見に来ていたのを、ハエたたきで叩き落としていましたが、ちょっと油断したスキに、、、飛び回っているのも入れると8匹はいます。
ミツバチはさっさと巣の中に入ったようですが、蜜や花粉をかかえて帰ってきた蜂が餌食になってしまいます。
これを見るとやはり身の毛が逆立ちますが、落ち着いて、一気にハエたたきでバッチーンと叩き落とします。今回はどうにか成功して8匹全部昇天してもらいました。あーそれにしても怖い怖い。この状態を放置しておくとミツバチが出ていってしまうので、この時期は油断できません。朝方と夕方が特に注意の時間帯です。
翌日ハチたちは巣に振り返られたり擦り付けられたスズメバチの目印となるフェロモンを取る作業にかかります。こうした間にも様子を見にスズメバチが来るので、それも叩き落とします。スリル満点ですが、刺されると死ぬこともあるようなので、注意しながら、叩き逃さないように、間合いを計って、バッチーン。叩き落とした蜂からはまた別のフェロモンが出て仲間を集めるようなので、さっさと土に埋めてしまいます。
8月に入った巣箱では子を持ち出す様子が見受けられたので、給餌をすることにしました。子出しは餌(密)不足のときにも起こるという話を霧島和蜂会の長老から聞いたので、早速アドバイスに従ってみました。
確かに秋なのに雨がちで、なかなか密を取りにいけない状態が続いていました。天候も不順で妙に温かいので、花も順当に咲いていないのかもしれません。今はセイタカアワダチソウの密と花粉を集めてくることも多いのですが、セイタカアワダチソウの密は、巣の中で水分を飛ばすときに臭い足の匂いのような匂いを発っするので、ちょっと困ります。
ちなみに、餌は水1に対して砂糖1の比率、今回は水50ccに砂糖50gを溶かしてあげました。40度以上のお湯で砂糖を溶くと、砂糖が変質して蜂が食べなくなるようなので、温めのお湯か、水で砂糖を溶いて与えます。続けてあげすぎると働き蜂が怠けだすという話もあり、4日に一回位の間隔で、子出しがなくなるまで与えると良いようです。
色々手間がかかりますが、蜜蜂は見ていると和みますね〜