バッテリーの組み上げと機器の接続

バッテリーにターミナルがついたので、次はいよいよバッテリー同士の接続作業。実は、これが一番怖い!一つ一つの容量が大きいので、プラスマイナスを工具などでショートさせちゃうと、工具が溶けちゃうほどの容量。その上、組み上がると直流48vとなり、感電すれば命に関わることにもなりかねません。

写真は24台を直列に接続する折り返し点。

電池に付属してきた接続板をボルトで接続していきます。工具はメガネレンチにビニールテープを巻いて絶縁したものを使います。普通の平たいスパナだと、スパナがうっかり電極に接触する可能性が高いので、メガネレンチが最適です。

いよいよ、あと2箇所の接続で組電池の出来上がり!というところまで来ました。バッテリーを完成させる前に、コントローラーとインバーターの接続をしておきます。

左が充電コントローラーのTriStar TS-MPPT-60 ソーラーパネルが発電した電力を効率よくバッテリーに充電する役割があります。右は、バッテリーの直流電流から交流電流を作り出すインバーターという機械で、DENRYO SK2000-148というものです。

TS-MPPT-60は60Aの容量に対応できるコントローラーで、今回導入した185wのソーラーパネルの場合、10枚まで接続することができます。現在は薪小屋の上に5枚設置していますが、後々、もう少し角度を変えて他の場所にあと5枚設置する予定です。

SK2000-148 は48vのバッテリーから2000wの容量の交流電流を作り出します。冷蔵庫などモーターが内蔵されている家電は、モーターが始動するときには、定格消費電力よりも大きな電力が必要となるため、それも見越して余裕のある容量のインバーターが必要になります。sk2000 はモーター始動時などの一時的な電力に4000wまで対応できるすぐれものです。また、出力される交流電流は電力会社から購入するのと同じ正弦波の交流なので、すべての家電を安心して使うことができます。

これはインバーターとバッテリーを接続するコード。ターミナルを作ったときと同じコードを4本束ねて8sq×4=32sqという太さにしています。ちょっと太すぎですが、この区間は大きな電流が流れるので、念には念を入れて作りました。

インバーターの背面に取り付けます。インバーター側はもっと太いケーブルにも対応できる作りになっています。

この写真はコントローラーTS-MPPT-60の内部、左からソーラーパネルの+、ソーラーパネルのー、バッテリーのー、バッテリーの+ と接続します。途中の細い線はバッテリーの温度センサーのラインです。コントローラーとバッテリーは14sqの電線で繋いでいます。

この段階ではまだ、ソーラーパネルとコントローラーは接続されていません。また、バッテリーにも接続していません。

この後、2台の機械を接続してから、ソーラーパネル、バッテリーと作業を進めます。

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