ついにオフグリッドがスタートしました。最後の接続作業の様子です。
バッテリーのターミナル部分です。配線してしまうとグチャグチャで分かりにくいですが、インバーターとコントローラーからの配線が接続された状況です。インバーターからの配線の+側に80Aのヒューズも設置しています。これはインバーター保護用です。細い線も見えますが、緑はアース、グレーはバッテリー温度センサー、細い黒と赤のラインはパルス延命装置です。
パルス充電器はNPO非電化工房さんが独自に開発製作されたもので、バッテリーの寿命を延ばす働きをします。
いよいよバッテリーの組み上げ。最後の端子同士をつなぎます。ビリッと火花が散るのがいやなので、ビニールで保護した端子の上に接続板を置いて、ビニールをさっと引き抜く!という方法を試してみましたが、結局、ボルトを差し込むときにバチっと火花が散りました。
感電せずに組み上がったので、良かった良かった〜
インバーターが動くかどうかテストしてみます。スイッチオンでステータスがグリーン点灯ということで問題なし。グレーの電線は出力される交流電流を屋内に引き込む電線です。屋内電気工事に使われるVVF2mmというラインを使っています。一旦電源を落として、ソーラーパネルの接続をします。
ソーラーパネルは+側端子を接続しない状態にしてあります。それを接続します。こういうときに、手の届くところにパネルがあるのは便利です。
これはコントローラーの表示です。バッテリー電圧57.3v バッテリー温度14度 ソーラーパネル発電量793w 累積発電量4120wh ALARMとなっている所は通常充電モードを表示します。このアラームに関しては、販売店の蓄電システム.comさんと原因と解決方法を模索中です。
ちなみに蓄電システム.comさんはアメリカ製のTS-MPPT-60の日本正規代理店もされているので、サポート体制がしっかりしていて、このような際にも安心です。メール会員になっておくと、日々のセール情報とともにワンポイントレッスンが届き、色々勉強にもなります。
※このアラームは販売店の方でソフトウエアーバージョンをv24にアップデートしてもらって、動作確認した所、問題が解決しました。トリスターのTS-MPPTシリーズは内部のソフトウエアーが最新になっているか?確認してからの購入をお薦めします。(2016年12月27日追記)
それぞれの機器はこのように配置されています。バッテリー置き場の前にはベニヤ板の扉もつきます。開きっぱなしでは危険ですから。。。
屋内の配電盤周りの様子です。右から延びてきているNO NUKESの札がかかったコードがソーラーパワーからのラインです。そこにコンセントを付けて、系統別に分かれた家の中の電線を差し込むことで、ソーラーパワーの電気に切り替える方式にしてみました。目で見てすぐ分かりやすいのが良いですね。
現在、すべての系統がソーラーに連結されています。100%オフグリット達成です!今後はこれまで以上に節電を楽しみながらお天道さまの分け前を楽しもうと思います。
問題は天気です。明日は1日雨の予報、、、乗り切れるかどうか、ドキドキです。
参考までに構成図もアップしてあります。 yamano-Tuvalu-48V.pdf
【オフグリッド、いままでの工程】
2015年12月 薪小屋3号 製作開始
2016年3月 ソーラーパネルと電池の受け入れ
2016年5月 薪小屋3号 建て方
2016年7月 ソーラーパネルの取り付け方法
2016年10月 電池置き場の床打設
2016年11月 電池小屋の建て方
2016年11月 バッテリーの設置
2016年11月 機器の接続