この日の未明は地響きがするほどの落雷を伴う雷雨でした。昼前まで雨ガチな天気だったのに午後3時過ぎに分蜂が始まりました!通常はよく晴れた日に分蜂するようなのですが、、、慌てて準備をします。
分蜂群は庭の上空を飛び回りながら、先日制作した分蜂捕獲板には向かわずに、15m上に突き出しているタブノキの枝の腹に集まりだしました。。。あーまたそこか〜 山のツバルでは一番実績がある分蜂捕獲板です、、、
赤丸の中に分蜂群の玉が見えます。はしごに登って、竹の先につけた虫あみで捕獲します。枝に虫あみの先をあてて、そーっと分蜂群に近づけていくと、ある位置で球がドサッと網の中に落ちるので、それを降ろして巣箱の下に持ってきます。蜜蜂一匹は大した重さではありませんが、それが集まると意外に重く、群れを捕獲した後の網はとても重くなるので、高所でバランスを崩しそうになりつつ、網を下におろします。
巣箱の下に網を置くと、蜂の習性で暗い所に向かおうとするので、蜂は自動的に箱の中に登っていきます。中には箱にはどうしても入ろうとしない群れもあったりするので、絶対にこうなるとも限りませんが、、、
女王バチが箱の中に入ってしまえば、群れは落ち着いてきます。今回は、枝の下の分蜂群を計4回網で捕獲して、箱に移動させました。4回目で蜂の動きが収まったので、女王蜂も箱に入ったものと思います。
ご入居ありがとうございます!次に晴れた日に巣箱の内見をしてみます。なかなかの強群です。2箱体制になったので秋の採蜜が楽しみになりました。
日本蜜蜂の強敵は巣箱の中に発生するハチノスツヅリガの幼虫です。その成長を阻害できるのがこのB401。オーガニック成分で蜂にかかっても影響がありません。薄めてスプレーで巣箱の内外に吹き付けておくだけで、発生したガの幼虫を駆除することができます。内見のときにこの薬も散布します。
4月19日 追記
晴れて風も穏やかだったので、内見してみました。分蜂元の巣箱の中はほぼ空っぽ。逃走したのではないか?という感じ。
分蜂先の新しい巣箱は巣板式です。まだ2日しか経過していないのに、直径10cmほどの巣が2枚できていました。早い!
2017年5月31日追記
5月末になって、分蜂元の巣箱の中が空っぽになりました。どうやら分蜂ではなく、巣箱の引っ越しだったようです。もともとこの群れは、他所からの逃亡軍だったので、引っ越しグセがあるのかもしれません。幼虫を運び出して捨てることも多々あるので、病気を持っていることも考えられます。
巣箱の中に病気が増えると脱走して、次の巣箱に引っ越す、ということを続けているのかもしれません。分蜂元の巣箱は掃除をして置き箱にしたところ、5月29日に分蜂群が入居しました。とりあえず、今年は2群体制です。
[…] 昨年の8月に他所から逃亡してきた群れ、3月頃から蜂児捨が始まり、大丈夫かな?と様子を見ていたところ、4月になって巣箱から逃走。それを確保して巣枠式巣箱に納めて様子を見ていましたが、また蜂児捨の症状が発生してしまいました。 […]