日本蜜蜂の蜂児捨

昨年の8月に他所から逃亡してきた群れ、3月頃から蜂児捨が始まり、大丈夫かな?と様子を見ていたところ、4月になって巣箱から逃走。それを確保して巣枠式巣箱に納めて様子を見ていましたが、また蜂児捨の症状が発生してしまいました。

Facebookの九州和蜂倶楽部経由で長崎で養蜂をされている立石靖司さんから、えひめAI-1という酵素が聞くという情報をいただいて、早速試してみました。

環境浄化微生物というものらしいですが乳酸菌由来の酵素のようです。30%希釈したものを巣盤に直接噴霧すると良い!というアドバイスをいただき、晴れた日を見計らって早速実行してみます。巣箱の中や蜂の出入り口などにも噴霧します。

蜂も濡れてしまうのでちょっと可愛そうですが、巣盤がしっかり濡れるくらい吹き付けます。3日後にもう一回散布しました。

3回は散布したほうが良いでしょう。というアドバイスとともに、巣盤の写真を見て、手遅れかもしれない。という意見もいただきました。この時期であれば巣盤は全体的に白色であるのに対して、茶色の部分が多いため病気が進行していると見られるようです。

2回散布した後も子捨てが続くので、病原を無くすためにもこの群れは処分したほうが良いのでは。。。という結論になったその日に、群れは巣箱を出て何処かに行ってしまいました。

群れがいなくなった巣盤、蜂蜜も花粉も幼虫も残されています。

蜂蜜が勿体無いので、幼虫を引き出してから採蜜することにしました。

引き出した幼虫は、透明な袋の中に溜まった水に溺れているような状態で死んでいます。これがサックブルード病の症状です。ウイルス由来の病気とされています。

巣箱は念のため煮沸消毒をして、次に備えます。他の巣箱には予防のために定期的にえひめAI-1を散布してみます。巣箱を置いていた場所には苦土石灰を撒いて消毒をします。

巣盤は溶かして蜜蝋にします。もしかしたら病気の元が入っているかもしれないので、この蜜蝋はロウソクとして使用することにします。蜂蜜は丁寧に採蜜した結果500mlほど採れました。えひめAI-1が混入していると思われるので、加熱料理向けに使用する予定です。

5月31日に入居したアサヒ6号にはそこそこの大きさの巣ができています。あまり強い群れではありません。

5月30日に入居したアサヒ20号はわずか20日間で巨大な巣を形成しています。強軍です。重箱を一段追加しました。この箱は子捨て病にかかっていた群れが入っていた箱で、特に殺菌などする前に分蜂群が入ってしまったので、今後が心配な群れです。

両方共えひめAI-1を定期的に散布するとともに、清掃の際にはスムシ対策としてB401を巣箱や底板に散布して対策しています。B401散布を始めてからスムシ被害は発生していないので、B401は効果があると思います。

B401は俵養蜂場さんが取り扱っています。

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