新しい田んぼの開拓

写真左側に見えているのが今まで手がけてきた田んぼです。右手に広がるのが新しくお借りした日当たりの良い田んぼ。数十年来の耕作放棄地です。その間、数回に渡って工事現場の駐車場や残土置き場に使用されていたので、田んぼの土は火山灰のシラスが混ざり、砂や石もたくさん混じっていて、前途多難な感じです。しかし、日当たりがいい!

先日、新しい田んぼにも水を入れられるように給水パイプを新しく設置して、早速、水を入れてみましたが、案の定、何日経っても全然水がたまりません、、、

地面の様子を見るために一部の草を刈り取って見てみると・・・

地割れだらけ!そして、モグラのトンネルも無数にできています。工事会社が田んぼ復旧の最後に表土を戻して、耕して、その後、用水路からポンプで水を揚げて、代掻きをして仕上げてくれたのですが、その後、水をずっと入れておけばよかったのですが、色々事情があって、水を入れられなかったので、こんな状況になってしまいました。

通常であれば、トラクターを入れて耕して、代掻きをするところですが、気候変動に影響のある化石燃料由来の二酸化炭素の排出を極力抑える!というのが山のツバルのコンセプト、自然農を選択した理由の半分もそこになります。ここで、人に頼んでトラクターを使う訳にはいきません。割れ目とモグラの穴を足で踏み潰して止水していくしか無いようです。。。それも1反、300坪・・・ 早速、草刈りと、四周からの水漏れを止めるために溝掘りを始めました。

溝を掘って水を流し込んで、中の土を足で踏んで粘土状にして放置すると、溝の中は粘土でコーティングされたようになります。また、モグラが入ってこれなくなるので、トンネルも増えません。

写真奥の方に行くに従って、砂が多くなり、砂利、そして大きな石!まで出てくる始末で、なかなか溝掘り進みませんが、妻と二人で、黙々と1週間作業した結果、どうにか形が見えてきました。

最初の一区画の溝掘りが終了した状態。この区画はおおよそ10m×20mあります。草刈りが済んでいない部分とは畦波板で区画をしました。なにかを始めようとすると、そこそこお金がかかります、、、初期投資と思って割り切るしか無いですね。排水管も埋め込んで、水を少し貯めてから、地割れとモグラのトンネルを埋め戻す工事を少しずつ進めていきます。それで、水が貯まるようになれば嬉しいのですが、、、

さて、今年は1反全部に田植えができるかな?まったく自信がありません。

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