近所の古い家の解体工事の現場から頂いてきたボロボロのタンス。今日はこれをリメイクしてみます。無垢材のタンスなので簡単にリメイクできます。
引き出しの箱を取り出して、適当に掃除をします。上の段は引き出し式ではなく、前扉だけ残して、パタパタ開ける方式に変更します。古い家具は木釘を使っているので木槌で叩くだけで比較的簡単に分解できますが、このタンスはボロいけど鉄釘だったので、上2段の引き出しをバラすのに少し難儀しました。
分解したあとに、前扉の側面に鉄釘が残ってしまうので、サンダーで削り落としました。
錆びて弱くなっている取っ手も丁寧に取り外して、ヤスリがけをしてからオイルステンを塗ります。前扉だけ欅の板なので、木目を活かすために、刷毛で塗ってから布で拭き取って塗装の効き目を調整しています。
右に見えているのは古いパタパタの下駄箱。収納容量が足りないので、リメイクしたタンスと置き換えます。写真はタンスの枠を必要な高さに持ち上げるための足を調整しているところです。
タンスの背が高く、壁につけてあったスイッチが隠れてしまうので、これも移設します。味のあるベークライト製のアンティークなスイッチは、強くネジを締めると割れてしまうので、注意深く作業します。
タンスの天板に設置してみました。
完成です!上二段の扉はマグネットキャッチを入れて、丸い鍵穴を押すと扉下のヒンジを中心に、前に倒れて開きます。水平の位置で止まるように、ストッパーになる金具も入れています。
ちょっと手をかけただけで、見違えるようになるのが古い無垢材のタンスの面白いところです。