掛け干し用の竹の小屋

昨年11月に長年使用してきたテント車庫を新品と入れ替えた後、骨組みになっているパイプが残りました。これでなにか作れないかな?と妄想していたところ、正月早々に竹の切り出しの誘いがあって、稲架掛け用の竹(稲木)をまとめていただく機会があったので、稲木小屋を作ってみることにしました。

稲架掛け用の竹は長さが8mほどあるので、切り出すのも大変なのですが、軽トラックがないと運んでこれないので、毎年、竹を切り出すより、保管して、くり返し使えるようにしておく方が便利なのです。なので、昔はどこの田んぼにも脇の方に竹を保管する小屋がありました。最近は、コンバインで稲刈りをする農家が増えてきているので、小屋も崩れかけているものが目立ちます。

稲架掛けは季節の風物詩とも言えるものですが、コンバインの普及とともに見られなくなっていくのは、少し寂しいですね。

竹の小屋も長年の懸案だったのです。パイプ車庫のパイプは屋根部分の金具を上手く流用すれば、良い感じの竹小屋ができそうです。足元を支えるコンクリートブロックと柱にする単管パイプを買ってきて、試しに組んでみると、グラグラするものの、形にはなりそうです。

単管パイプをモルタルでコンクリートブロックの穴に固定します。余っていた固形化していたセメントをふるいに掛けて、細かい粉状のセメントだけを選別してモルタルを作ってみました。寒かったので、2日かかりましたが、なんとか固まりました。古いセメントでも意外と使えるものですね。

レベルを合わせて設置しています。砂利引きの道路なので、穴を掘るのが一苦労。

パイプを嵌め込むために、基礎部分に結構力がかかることがわかったので、ズレ止めの意味で、足元をコンクリートで固めてから、パイプフレームを載せました。屋根の部分はこの状態ではまだグラグラです。

波板を張るための下地材をつけました。足元の角材には防腐剤を塗っています。

最後は妻の手も借りて波板を張り付けました。台風の際に風を受けて倒れないように、地面にアンカーをして両側の束石をロープで固定しています。真ん中の束石も固定したほうが良いと思うので、梅雨前までに作業するつもりです。

画面左奥に向かって傾斜している土地に、傾斜に合わせて建てたので、左奥に向かって水勾配があります。それに沿って波板を横張りにしています。さて、これで雨を防げるかどうかは、梅雨時のお楽しみです。

両脇の開口部の雨防止には工夫が必要かもしれません。

すべて新品の波板で作れれば見栄えが良かったのですが、、、昨年まで竹にかぶせていた波板があったので、流用しています。7年位使った波板ですが、日陰にあったので劣化は少ないようです。プラの波板は劣化してくると割れやすくなって、釘を打つ際にドリルで穴を開けるだけで割れてしまったりするので、そうなった場合は新品と交換です。

下地の角材は2箇所ほど追加する必要がありそうです。パイプと下地の角材は水道管用のサドルバンドを使って留めているので、この部分の強度の心配もあります。竹小屋なので、気楽に実験しています。

コメントを残す