農閑期にあたる冬場はあちこちで木の伐採が進みます。写真はお隣のお宅の伐採の様子。僕は1・2月はツバルに行っていましたが、帰って早々伐採のお手伝いとなりました。
庭に倒れている巨木は「ケセン」という木で「和製シナモン」とも言われるように、シナモンの香りがする木です。その昔は根っこが子供のおやつになっていたという話をよく聞きます。噛むとシナモンの味がするので空腹を癒せたそうです。
僕は庭に生えているスイートスプリングというミカンの絞り汁で自家製サツマイモを煮込む時に、この木の皮を入れています。シナモン風味になってミカンとお芋の甘さが引き立ってとても美味しいおやつが出来上がります。
杉の木立の間に生えていた堅気の類を切り分けてとっておいてくださったので、ケセンの木と一緒に薪にします。ケセンの木の根元付近は直径60cmほどにもなっていて、斧で割るのは一苦労です。樫も混ざっていて、良い薪ができそうです。
東京での仕事もあって、鹿児島と行ったり来たりしながら、ようやく薪割りブートキャンプ中盤まできたところ。これから枝をストーブに合わせた長さに切って、薪小屋に運び込めば、今年の薪割り仕事は一段落です。
2年乾燥させる必要があるので、この薪で暖をとれるのは2年先になります。