今年の暖冬の影響もあったのかもしれませんが、早々にニホンミツバチの分蜂群がやってきてくれました!それも2群!!!(2019年3月26日)
この箱は、1ヶ月前の点検で、スムシにやられてしまっていたことがわかって、中を掃除して棚に納めていたものです。スムシが入った箱には蜂は寄り付かない、という噂も聞きますが、あまり関係がないようです。右側のスムシの痕跡のない箱には見向きもしないで、左側の小さい箱が選ばれています。
2週間ほど待って働き蜂が花粉を運び始めます。これが、中に巣板ができて女王蜂が卵を産み始めた合図です。そうなると、蜂の群れは他所に移動する確率が低くなりますので、箱の継ぎ目をテープで覆ったり、箱の下の板をスムシ対策用の薬(B401)を添付した板に変えたりと、手入れを進めることができるようになります。
うまく夏を乗り切って、秋には採蜜ができると嬉しいですね!
ニホンミツバチの蜂蜜を自家採種した場合、糖度の管理が難しくなります。蜂蜜は糖度が低いと発酵してしまうことがあります。ビンに詰めた蜂蜜が発酵してビンの中にガスが充満し、蓋の隙間から蜂蜜が漏れ出してしまったり、無理に蓋を開けようとして、爆発して部屋中蜂蜜だらけ・・・ということにもなったりしますので、冷蔵庫で保管が安全です。
下の写真は、爆発してフタが飛び散ってしまった蜂蜜の瓶です。発酵して泡が充満しています。もちろん台所は天井から床まで蜂蜜だらけになってしまって、大掃除となりました。気をつけましょう。
分蜂後2週間ほど経って、花粉を運び始めたので巣箱の調整を行いました。一番下の巣枠とその下の板をB401を散布したものと交換して、隙間を荷造りテープで塞ぎます。
何代目になるのか忘れましたが、こちらは土台のケースの文字をとってアサヒ20号巣箱となります。
上から2段目まで巣盤が伸びてきています。わずか2週間でここまで作るのですから、ミツバチの働きぶりには驚かされます。巣箱の枠を1段追加しました。
こちらは資材置き場の棚に入った分蜂群の箱。棚の上巣箱とでも呼ぼうと思います。
小さい分蜂群でしたので巣盤の成長は今ひとつですが、形良く作られていっている様子がわかります。
交換した1番下の枠ではすでにスムシが1.5cmほどの大きさまで成長していました!こちらも油断ならないスピードです。多分1週間ほどでこの程度まで成長できるのだと思います。やはり巣箱の掃除も大切です。
今年はこの2箱を大切に面倒見ていこうと思います。