昨年は新しい区画を開梱しながら田植えを進めなければならなかったので、4月1日に種下ろしを始めたのですが、田植え後の分蘖期にイナグロカメムシが発生してしまって、結構な被害になりました。
遅めに田植えをした畝は被害が少なかったので、今年は種下ろしを少し遅らせてみることにしました。
写真は、4月20日に1カップ分のモミを計測して、水選するところです。ボールに籾を入れて、かき回しながら浮かんできた籾だけ取り除きます。底に沈んだ籾だけをネットに入れて、水につけて催芽します。塩水を使ったり、温水を使ったりはしません。常温の水につけておくだけです。
4月25日になって、籾の腹が割れて根っこの先っぽが顔を出してきていることを確認したので、26日に種下ろしをしました。10×20、200穴のプラグインパレット、1穴に2粒づつ籾を下ろしていきます。1カップの籾で13枚のパレット(苗にして2600個)に種下ろしができました。
田植えの条間、株間、をまだ決めていませんが、13枚では全然足りないので、少しずつ時期をずらして種下ろし作業は続きます。
パレットの土は庭を掘り起こした際に出てきた山の土に、腐葉土を少し混ぜて、籾燻炭も少し入れています。
浸水によって根っこが少し顔を出した鳩胸状態のモミです。これをパレットに下ろします。
園芸用のフレームで温室の下地を作ります。地面には農ポリと呼ばれる、ビニールハウス資材の厚めのビニールをおいて水が溜まるようにしています。
種下ろしが終わったパレットを並べて水を入れているところ。今は集落水道の水を入れていますが、雨水タンクの設置が終われば、雨水を活用するようにします。
仕上げに遮光シートを張って完成です。遮光シートは温室内の温度が高くなりすぎないようにするものです。昨年は温度が高くなりすぎて、発芽時に根が浮き上がってしまう結果になったので、今年は遮光して温度管理もしてみます。