豪雨被害

6月から2ヶ月近く、南九州は長い梅雨を迎えます。鹿児島県では今年は5月末に梅雨入りが発表されました。ただ、鹿児島は地域が南北に長く奄美まで含んでの梅雨入り宣言となるようで、鹿児島北部では、大抵、梅雨入りが発表されてから数週間は晴れの日が続きます。

今年も同じような天候でした、そして6月26日から山のツバル周辺も梅雨入りの様相になったのですが、いきなりの豪雨!1日で1ヶ月分の雨が降る!というニュースまで飛び出して、まさかね?と思っていたら、本当にすごい豪雨に襲われました。

豪雨の上にずーっと雨の予報です。毎日毎日雨ばかり・・・ツバルの雨季もこんな感じですが、まー本当に嫌になる程の水が空から落ちてきます。。。

特に7月3日前後の集中豪雨では、鹿児島宮崎両県の110万人に避難指示が出るという前代未聞の状況となりました。そのうち実際に避難した人は0.6%程度だったようです。逆に110万人も受け入れられる避難所はあるのかな??とも思いますが、、、

山のツバルは、その名の通り山の中腹にあるので、洪水被害は予想できませんが、毎年周辺で崖が崩れます。家の周囲にも崖がありますし、家も崖の上に立っていると言われると、そのような状況でもあるので、数日は不安な夜を過ごしました。

4日になって小康状態になったので、気になる田んぼの様子を見に行きました。家の周りも崖崩れはなく、田んぼまでの道も問題がなかったのですが、田んぼには異変がありました。

なんと、田んぼの一部がシラスに覆われてしまっています。よく見ると田んぼの中の地面から勢いよく水が湧き出しているではありませんか!!日照不足の中、ようやく分蘖を始めた稲の根元がすっかりシラスで埋もれています。

隣接する高台にある畑に溜まった水が、地下を通って湧き出してきているものと思われます。近所の長老に聞くと、昔から、そこの田んぼには水が噴き出すよ!と、当たり前のように話してくれたのですが、、、

シラスに埋もれていては分蘖が進まずにかわいそうだろうと思い、雨が止んで崖崩れもなさそうだったので6日にシラスを運び出す作業をしました。深いところで10cm以上堆積しているシラスは水を含んでいて重たいのと、ドロ状になっているためスコップで救い出すのも一苦労。最初バケツで運び出してみましたが、太刀打ちできる量ではなく、しょうがなく田んぼの中を一輪車を走らせて、半日かけて運び出しましたが、水はまだ湧き続けています。

このままでは田んぼの脇の隣地の崖が崩れる日も遠くないな〜、、、傾斜地にある圃場は色々な問題がありますね。

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