田んぼの引っ越し

2011年から手掛けていた集落の水上の田んぼでしたが、周りの杉が成長しすぎて日当たりが悪化してきていたり、斜面が多すぎて草刈りがハードな上に、最近の気候変動によって田圃そのものや周辺の崖が崩れてくるリスクが高まってきていました。どうするかな〜と考えていたところ家の近所の耕作放棄地を貸してくれるというありがたい提案があったので、早速引っ越しをすることにしました。6町歩ほどの耕作放棄地の一番水下にある田圃なのですが、その上は水源地までずーっと放棄地なので、水源の水を汚染されずに使えるという好条件!そして集落の中心にあって、周りには公民館や共同墓地もあり、以前からこの場所を藪にしておくのはもったいないな〜と思っていた場所です。日当たりも申し分ありません。家から歩いていける位置にありそれも嬉しい!

とりあえず、草を刈らないと始まりません。2月4日に草刈りを始めました。北側の斜面の草刈りを終えて見回すと、、、オー広大なヤブ!一昨年も放棄地の開拓をしましたが、それを超える果てしなさ・・・1.6反あります。

人間が埋もれてしまうほどの背丈の枯れ草というのは草刈機にまとわりついて本当に刈りにくい上に、猪が荒らしていて足元が凸凹で作業は難航しました。場所によっては木の枝のように成長した葛の蔓が這い回っていて、これがまたいろいろなものに巻き付いて、邪魔をしてきます。冬なのに枯れていないので難儀しました。

充電式草刈機を使っているので1日に刈れる面積にも限りがあり時間がかかりますが、休み休みできるので体への負担は少なくて済みます。

刈り倒した草を集めて緑肥にしようか?とも思いましたが、それはそれで果てしない作業です。今回は燃やして草木灰として土に返すことにします。冬の乾燥した時期に一気に草を燃やすと周囲に延焼する恐れがあるので、少しずつ分けて燃やしました。

ここまでするのに1ヶ月強かかりました。この後は水を引いてくるU字溝の復活作業に入ります。その前に、これ以上猪被害が出ないように電柵を張る作業も行いました。

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