「薬」とか「剤」って、ただの毒ですよね。

8月のお盆まで、自然農の田んぼは草刈りに追われます。稲も10数株まで分蘖して良い感じで成長しています。この後、出穂して花が咲きお米が実っていきます。出穂以降は受粉の邪魔をしない様に、穂先を痛めない様に田んぼには立ち入らないことになります。おおよそ2ヶ月間手をかけられなくなりますから、それを踏まえて、最後の草刈りを行います。

今年は3回目の草刈りになりますが、それでも、この草の量。刈り倒してその場においておけば良いので運び出したりする手間はなく、その点は良いのですが、何しろ熱い炎天下のもとで風通しの悪い株間に身を屈め込んでの草刈りは重労働です。その重労働から化学薬品を使うことで農民を解放した!というと聞こえがいいですが、米価を安く抑えても農民が文句を言わないために化学薬品を奨励した結果、田んぼ以降の環境を破壊した。とも言えるのが「除草剤」です。この「剤」という文字、嫌ですね。

刊行農法では、長年、スルホニルウレア系という毒物で除草してきましたが、この毒に耐性を持った草が出てきたために、悪名高きバイエルが開発した「テフリルトリオン」という毒に切り替えている模様です。

今年は耕作放棄地の1作目となり、窒素分過多だったのだと思われます。所々にウンカの被害が見られます。(赤丸の中の小さな虫がウンカです。)自然農の圃場ではウンカが発生することは稀ですが、この様に虫がついても、周りに沢山いるクモやカエルなどが虫を食べてくれるので、大きな被害になりませんが、除草剤という毒で無生物化した田んぼに、ウンカが発生すると大きな被害につながるため、さらに農薬という毒物を巻き散らかします。

除草毒も農毒も、田んぼから河川へ、河川から海へ流れ出していきます。一枚一枚の田んぼの使用量は低濃度でも、日本全国の田んぼの面積で積算したら、物凄い量の毒物が毎年環境中に排出されてきたのです。

海に魚が少なくなっているのも頷けますね。

そして、その様な毒漬けのお米しか手に入れられない日本人、哀れとしか言いようがありません。

ちなみに検索していたら、平成30年の農薬一覧表を見つけました。

平成30年度 水稲農薬一覧

酷いものは収穫7日前まで散布できる毒もあります。

水の上をスイスイ歩くクモ。

農毒耐性のヒエなどの雑草も出現しているそうです。害虫と言われる虫も耐性ができるかもしれまえん。しかし、クモやカエルに耐性がある虫の出現は不可能でしょうね。自然の成り行きに任せておくのが一番効率がいいし、環境を犯すこともありません。

 

今年になって大騒ぎになっている新コロナウイルスは、科学者でも医者でもない、大金持ちの実業家の鶴の一言で、なぜか世界規模でのワクチン開発が進められています。ワクチンは開発期間を短くするため、薬と同様のテストをしなくても世に出すことができる非常に特異なものです。その中には防腐効果のためと言われる水銀や界面活性剤が入っていたり、、、調べれば調べるほど胡散臭い毒物ですが、ワクチンを推進している実業家のTEDでのプレゼンテーションでは、ワクチンは世界規模の人口削減に有効であると述べています。

世界をお金で支配している人間にとって、僕たちはウンカ程度の存在なのでしょう。

ワクチンに毒を混ぜて70億人に摂取させれば、お金も儲かるし、人口削減もできるし一石二鳥。そう考えているのかもしれません。その話を刊行農法の人に話したところ、「人間が人間を殺すなんて!そんなことありえないよ!、、、私だって、本当に申し訳ない、申し訳ない、って言いながら、除草剤や農薬使っているくらいなんだから、人間が人間を殺すなんて・・・」

ん、結局、毒撒いてるんじゃないのですか?

ちゃんと考えられない日本人が増えてきたな、と最近特にそう思います。

今日は、終戦の日。というか日本が敗戦した日です。機会さえ与えられれば、人間は人間を殺すことができる生き物です。

 

 

 

 

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