ぬかるむ田んぼでの脱穀

稲刈り開始から3週間ほど経過した11月4日から、例年のように夫婦2人三脚での脱穀をはじめました。今年も足踏み脱穀機と唐箕による、化石燃料に依存しない低炭素脱穀です。南側にある隣家の森が作る影のおかげで、午前中は薄暗い田んぼなので、11時頃から脱穀開始です。

この時期になっても山からの湧水は止まらず、稲刈りの時にも苦労したぬかるみは健在で、農機具を掛け干しに近づける事ができず、ブルーシートに載せた稲を引きずって運搬しながらの脱穀です。

途中の雨天休止もあり、全て終了したのは11月11日になりました。

写真は最後のロットです。

かけ干しの支柱なども片付けて、すっきりした圃場

残ったワラは、長いままで圃場の表面に撒き散らします。これが来年以降の糧になっていきます。

今年からは器具の運搬も電気自動車による低炭素で行えるようになりました。

さらに、今年は一つ課題をクリアーしました。(というほど大袈裟な話ではないのですが、、、)

唐箕の籾が排出される出口の幅が広くて、今までは一斗缶を斜めに差し込んで使っていました。実際はこの上に飛散防止用のネットもかぶせます。一斗缶に貯められる量が少ない上、ネットを掛け替えなど面倒くさくて、籾受け箱の製作が課題だったのです。5年くらい前から棚上げになっていた課題です。汗

途中、雨が降ってハザ掛けを2日乾燥させている時に、大急ぎで箱を作りました。軽く作るために薄い板を組み合わせての制作です。材料探しから初めて1日かかってしまいました。

その甲斐あって、唐箕作業は少し楽になりました。道具の工夫も大切です。

稲藁を撒いて、米糠を撒いて、もう少し作業が残っていますが、自然農の稲作、今年も無事に終了です。毎年付き合ってくれる妻には頭が上がりません。籾の水分量が18%ほどあるので、この後少し乾燥させます。乾燥後の収量は200kg程度になりそうです。今年も十分なお米をいただくことができました。

 

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