ここは山間部の限界集落です。特徴としては標高が高いので夏でも寒暖差があり、美味しいお米が取れるということくらいしかありません。そのため、住民は少なくとも田んぼはまだまだ現役です。
しかし、この為に大きな副作用が見えてきています。
ズバリ、農薬被害!
農協指導型の慣行農法では必ず農薬を使います。一番困るのは夏の終わりから収穫前までのカメムシ退治に使うネオニコチノイド系の農薬による、日本ミツバチへの被害です。稲刈り前に蜂の数が激減して越冬できないことが。ここ数年毎年のように繰り返されてきました。
そして、昨年からミツバチをほぼ見かけなくなりました。巣箱への入居群は無く、レンゲや菜の花に集まるのも小型のアブばかりです。
少し前の動画ですが、ネオニコチノイド系農薬が虫だけではなく、魚や人間の脳にも影響しているという番組を紹介します。
農薬使用量と自閉症などの関連のグラフが端的に事態を物語っていると思います。
日本と韓国・・・何でこんなに使わないといけないか?それは、形の揃った綺麗な野菜を安価に求める消費者側に責任の一端があります。
鹿児島の錦江湾で釣りをしていると、魚が減ったな〜という爺さんのため息まじりの嘆きをよく聞きます。僕が下手だから釣れないんじゃないんだ!あー良かった××× そういうことではありません。。。怒
田んぼに撒かれる農薬が川から海へ、大きな影響があるのだと思います。
写真は錦江湾北部の内湾と呼ばれる部分です。都市化が進んでいるので下水の流入も考えられますが、緑でぼんやり色をつけた田んぼからの農薬の流出は影響力が大きいのではないでしょうか?
青線周辺の釣り場は、ここ10年、魚が減ってきています。写真下の桜島まで行くと、まだ魚影が濃い様に思います。
内湾の海水の入れ替えには4ヶ月ほどかかると言われているので、その影響も大きいのかもしれません。
いずれにしても、ネオニコチノイド系とグリホサート系の農薬は一刻も早く使用禁止にして欲しいものです。小さな生き物がいないと人間は生きていけません。