田舎暮らしでは欠かせない梅雨時期の「梅仕事」。決まり事が多くて何やら面倒くさい感じがして敬遠していましたが、手製の梅干しを食べたい!という気持ちが強まって、今年は梅干しを作ろう!と意気込んでいたところに、近所の農家さんから豊作すぎて困っているので摘みに来て!という嬉しいお声掛けを頂いたので、さっそく摘み取り作業の加勢に参加しました。
20kgの梅を頂いて早速作業に取り掛かります。
農家さんの説明だと、まず一晩水につけてアクを抜くことから始まるようです。
その後は、軽く洗って水気を拭いてヘタを取る!このヘタを取るっていうのが面倒くさいイメージだったのですが、完熟の梅を上手に摘み取るとヘタがついてこないことを今回発見したので、ヘタ取り作業は省略。仮にいくつかに残っていても気にしないことにしました。
摘み取ったのが6月24日、一晩おいて18%の天然塩で30サイズのタル2つに分けて漬け込みました。
カビ対策でタルの中、フタ、落し蓋、重し、すべて焼酎で拭いて消毒しています。
順調に梅酢が上がってきます。梅の水分量ってすごいですね!
7月11日、終日晴天が続く予報だったので、タルの片方の梅を干します。グリット上に編み込まれたザルの上に梅を並べようとすると、、、性格的にグリッドに沿って置かないと気がすまないところがあって・・・まーこのほうがひっくり返したりする作業は楽にできます。
1日干すだけでも大丈夫という記事をネットでみたので、1日干しの白梅干しとして保管します。
この時点ですでに美味しい梅干しになっています。1日しか干していないので、フワフワな食感の梅干しになりました。
残されたタルには庭の片隅に生えていた赤紫蘇を途中から漬け込みました。赤紫蘇の量が足りなくて、ちょっとピンクに色づいたくらいです。7月24日から3日間干しました。
干した後に梅酢に戻して保管すると、柔らかい梅干しのままで保管できるそうなので、赤紫蘇をいれた方は梅酢に戻して保管してみます。
初めての本格的な梅仕事でしたが、漬物樽や重し、フタ、など、梅に触れる部分を徹底的に焼酎で消毒してカビ防止をすれば、浸け置きの時間や、天日干しの日数、夜露に当てるかどうか?などなど、あまり気にせず適当な作業で十分だということが分かったので、次からはもっと気軽に梅干し作りができます。
梅干しと同時に、完熟しすぎて梅干しにできない梅で「梅ジュース」も作ってみましたが、これは夏中重宝する良い梅エキスができました。こつは完熟梅を使うこと!これにつきます。みなさんもお試しください。