年始からカマド周辺の改修工事をしています。老朽化した倉庫の建て替えと、カマドの上に屋根をかけるのが目的です。
写真センターの壁に正方形の切り抜きがあるのが見えます。ここにカマドからの煙突を移設します。煙突を壁貫通させる際に必要なのはメガネ石。周りの古い民家を見ると、適当にモルタルをちょちょっと詰めた感じで処理されているのも見ますが、火事は嫌ですからメガネ石を入れることにします。
しかし、壁圧が13.5cmあるので、既製品を買うと高くつきます。こういうときは自作ですね!
カマドの煙突はφ125mmのステンレスシングル管です。それよりも少し大きな丸穴を作りたかったので、塩ビパイプの端切れにお風呂のフタに使った残りの断熱シートを巻きつけてφ145mmの円柱を作りました。煙突にシートを巻き付けても良かったのですが、シングル煙突はフニャフニャしていて、形が定まらず、きれいな円形の穴ができそうもなかったので、塩ビパイプにしてみました。
300×300×H=13.5の型枠にセットするとこんなバランスです。
煙突と比較すると周囲に10mmの隙間ができることが予想できます。
今回は耐火モルタル(砂入り)に骨材として軽石のパーライト(土壌改良材)を混ぜてコンクリートを作ります。
まず、耐火モルタルをパレットに出して、ダマに固まっているものを潰したりして、均等にしたあとに、パーライトを混ぜて、水を入れていく。
という順番が作業しやすいです。
水を入れていって、表面を叩いたら少し水が浮いてくる、くらいが適量だと思います。
小粒のパーライトが表面に残るので、モルタルだけ練って仕上げ面も作りました。
金ゴテで押さえて完成です。でも、下の型枠側がどうなっているかは今は謎です。
コンクリートを作る時にいつも困るのは、その量の割り出し方です。今回は勘でなんとかなりました。笑
外形 300×300×H=135mm
内径 直径145×H=135mm
耐火モルタル 5.5kg(10kgで1900円くらい)
パーライト 10リットル(20リットルで600円くらい)
水 約4.5リットル
仕上げ用に耐火モルタルを0.5kg(計6kg)使用しています。
以前バッテリー置き場を作ったときの型枠に使った合板や端材を保管していたので、型枠代は無料です。モルタル1000円とパーライト300円で作れちゃいました!
改修工事をしている最中にも値段が上がっていってしまう今の状況で、たまに、こういうお得なことがあると庶民としては嬉しい限りです。ww
後日、煙突も取り付けてみました。
煙突とメガネ石の間には、丁度いい隙間ができています。この隙間は耐火モルタルで埋めます。
カマドから立ち上がって、横引きとなりますが、このくらいの横引きはシングル煙突には問題がないようです。無事燃え上がってくれて一安心。
煙突の熱の影響で雨樋が心配でしたが、このくらいの距離は大丈夫のようです。
筍の時期に間に合って良かった〜