霧島山系の麓にあたる山のツバル、標高400mほどにあるので、2010年に引っ越してきたときは8月でも夜は涼しく、毛布をかぶって寝るくらいの気温だったのですが、気候変動が進んでしまって、最近は夜でも熱い!床置き型の小型クーラーを導入したものの、音がうるさいうえに、それほど冷えない。。。そこで薪ストーブがある部屋にエアコンを設置して、その冷気を寝室側にも流せるように工夫してみることにしました。
設置場所は上の写真の木箱が収まっている戸袋の中です。
戸袋の中には流石にエアコンを設置できないでしょうから、戸袋を取り外してみます。写真は戸袋の扉を全部外してみたところ。
戸袋部分をしたから見上げた写真
戸袋の中です。奥に横方向に棚板があります。その下の縦張りの杉板の壁にエアコンを取り付けます。
とりあえず、天井板、戸袋からすると床板を外してみました。
奥の壁の棚板が邪魔です。
棚板とそれを支えている板が邪魔なので外しました。といっても、昔の人が五寸釘で打ち付けて留めてある材なので、そう簡単に外れてはくれずに、この作業だけで1日かかってしまいました。
棚板がなくなってスッキリした様子がわかります。エアコンは奥の縦張りの杉板のところに設置します。
右側が寝室になります。
板を取り除くと、寝室の戸袋の中に繋がります。ここにダクトを設置してエアコンの冷気を寝室に導こうとしています。このダクトがあると、冬季は薪ストーブの熱を寝室に流し込むことができるので一石二鳥です。
ダクトは合版で作りました。きれいに収まって、もーこれだけで満足!というわけにはいきません。
ちなみに右側の煤けた柱はムササビに食いちぎられています。昔はこの戸袋の中までムササビの巣だったようです。
エアコンを設置する壁面に断熱材を入れました。ここだけ入っていても・・・という気もしますが、無いよりはあった方が良いのかな?などと思いつつ
エアコン設置用の下地合版を入れます。
天井がむき出しだと、冬期に薪ストーブの熱を寝室に流し込む際の効率が落ちそうだったので、エアエアコンのクリアランスを取って天井板を作ります。
天井と壁面に杉板の壁材を張りました。田舎の家によくある洗面所近辺のインテリアな感じになりました。
外壁側にエアコン用の穴を開けました。業者さんに穴あけ工事を依頼すると、2024年に改悪された法律のせいで、壁内のアスベスト有無の調査費用がかかり、木造の場合は、この小さな穴を開けるだけで15000円もするそうです。全くふざけています。ホールソーを買ってきてサクッと穴を開けました。
工事予約日にどうにか間に合って、めでたく設置工事。
めでたく取り付きました。4月9日から始めて18日にようやく設置完了です。古民家は何かと手間がかかります。
戸袋の扉を戻して、エアコンの下を塞げば冷気が寝室に流れ込むはずです。問題はエアコンの下をどうやって塞ぐのか?
パート2に続きます。